to be my self

夢追い人

 

教育実習終わりました。

この3週間、本当にたくさんのことを学び、悩み、考え、

想像をはるかに超える濃い3週間となりました。

正直めっちゃしんどかったけど、でもそれより

みんなが可愛くて、楽しいっていう気持ちが

しんどいに勝ってました。

なかなか上手くいかなくて、悔しくて、

めっちゃ泣いてしまったこともあったけど、

本当に全てが良い経験となりました。

本気で涙が出るぐらい、こんなにも頑張れたのは

本当に久しぶりでした。

やっぱり教師という仕事は素敵だなと感じたし、

授業を作って教えていく上で、

昔のように、純粋に社会という教科の

おもしろさを感じられました。

どんな形であれ、もう1度教壇に立ちたい。

この3週間は私の人生において、

かけがえのない財産になりました。

ありがとう。必ず夢叶えます。

 

 

 

これは、私が教育実習を終えた日に

インスタに書いた文章。

15日間を経て思ったことを

ちょっと簡潔に、素直に書いただけ。

でも、自分が書いた今までの文章の中では

割と好きな文章だったりする。

 

 

15日間ある中の、10日目の出来事。

授業はもちろん、生徒との距離感の掴み方、

HRや集会でせっかく人前で話す場を設けてもらっているのに

大した話ができていないこと、

ただの大学生が先生をやらせてもらっている

せっかくの貴重な体験なのに。

教育実習で、何も収穫できていないことを

自分が1番分かっていた。

あと1週間で終わる。

私は焦っていた。

絶対にこのまま終わらせてはいけない、と。

 

そんなとき、放課後に私の指導係をしてくれていた先生と

一対一で話していた。

どんな話だったのか、上手く説明できないけど

私が今まさに思い悩んでいることだった。

先生は最後にこう言った。

『先生には何か爪跡を残してほしい。

 この3年2組に、先生がいた爪跡を。』

自分の中にその話がすっと入ってきて、

私は思わず大粒の涙を流してしまった。

嘘偽りのない、純粋な涙だった。

 

生徒からしたら、私がその15日間クラスに居たことなんて

特別大そうなことではないし、

3年2組に爪跡を残せたかは分からない。

でも

先生の前で流した涙、

実習が終わった直後の素直な気持ちで書いた文章が

好きだと思えること、

自分が授業をやるページが

書きこみ過ぎてボロボロになった教科書、

先生に言われたアドバイスを全部吸収しようと思って

急いで書き込んだ汚いメモ書き、

大量の失敗作のプリント、

何回も修正した指導案、

日々の反省が詰まった実習日誌、

最終日に思わず生徒の前で流してしまった涙。

それらの全てが、本気だった証。

 

 

その証を思い返すたびに

必ず夢を叶えてやるという気持ちになる。

もう無理だって思うときや

その夢に対する自分の気持ちや覚悟に自信がないときも

私のモチベーションになってくれる。

私を奮い立たせてくれる。

 

もしかしたら、その証は

私を強くしてくれるものなのかもしれない。